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2015-05-03

振り返りの振り返り 其ノ一

先日の空堀哲学caféの振り返りが届いたとき、進行役と振り返りについて話しました。そのときのやりとりを載せておこうと思います。

振り返りの書き方にはそれなりの考えがあるようで、どうやって対話の様子を「再現」するかがテーマになっているとこのことでした。せっかくなので、私も進行役とのやりとりを再現してみようと思います。読みやすい整った記事にはなりませんが、ひとつの試みとして楽しんでいただければ。いっきに載せると非常にタテに長い記事になってしまったので、二回に分けてお送りします。

それでは、のらと進行役による「振り返りの振り返り」をどうぞ。

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「あいかわらず長い振り返りですね。」

「嫌味か。」

「これは思い出して書いているのですか?進行役をしているときにメモはとっていないですよね。」


「そう。最近、一回手書きで書き出すという方法を覚えた。」

「まず箇条書きで書きますか?」

「そうだったり、そうでもなかったり。」

「こんな意見がありました、と並べるタイプの報告はしないのですか?」

「あぁ、それもあるけど、それってむしろ難しい気もする。」

「参加者の方の話をそのまま報告するなら、その方が良いように思いますが。」

「かもね、っていうか、そうやね。」

「それはしない?」

「そもそも進行しながらメモとってないし、振り返り書くときに思い出して書いてる時点で解釈入るしなぁ。」

「客観的な報告は目指していないと。」

「そうね。その日の対話の言葉をそのまま報告するなら、録音するとか。いや、それも何か違う気がするが。」

「でも、録音それば正確は正確でしょう?」

「いや、ここでお前に押し切られると毎回録音して文字おこしすることになりかねんしな。」

「それが理由!?」

「文字おこしってすげぇ大変なんよ、やったことないけど。やってる人の話聞く限り。」

「まぁ、毎回は大変でしょうね。」

「それはそれとして、あれ、録音してると、緊張するっしょ?」

「そういう方もいるでしょうね。」

「せっかく道勝caféの座敷のリラックスした感じが良いって思ってるところをなぁ。」

「それはあなたが椅子に座るのが嫌いだからでしょう。」

「いや、そうだが。でも、録音してない方がリラックスできるってところはあるんでない。」

「そうですね。それで、客観的な報告は目指さない空堀哲学caféの振り返りって何なんですか?」

「何なんですか、て。こう、進行役はこんなふうに聞いてましたよー、っていう。」

「あなたがどんなふうに聞いていたかを書いていると。」

「そういうこと。」

「意識して主観的に書いていると言っても?」

「いいんじゃない。」

「狙いがある?」

「何も考えてないと思ってたか?一応ちゃんと仕掛け、というか演出というか。そういうのはあるのよ、あれ。」

「ほう。」

「こう、振り返りってモノローグでしょ、報告者の。でも報告してる中身は対話じゃないっすか。自分以外の人も喋ってるわけで。書いてるときに、参加してくれた人たちの話してたことを正確に、とか考え出すと誰が喋ってんのかワケわからんくなるっていう。わかる?」

「思い出して書くことで解釈が入ってしまう。」

「そうそう。振り返りに載せていく参加者の人たちの言葉って、全部オレが思い出したもので、振り返りの主語は結局は全部オレなのよ。だから、書いているのは自分なんやけど、書こうとしていることは自分が考えたことでなくて。あ?これどっちよ?ってなる。」

「だとすると、あえて主観的に書いているというより、そうするしかないということですよね。」

「録音から文字おこししない限りはな。でも、録音しないのはリラックスできるかどうかだけじゃなくって、それやっても対話の記録としてどうなんかなー、と思う。」

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つづく
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tag : 哲学カフェ振り返り舞台裏

プロフィール

のら

Author:のら
猫鳴堂の堂守猫(雑種)。青い。

空堀哲学café
・日時:
 毎月第四日曜日
 16:00~18:00
・場所:
 道勝café
 大阪市中央区谷町6-4-20


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